スキップしてメイン コンテンツに移動

読了

最近、少し読んでは放置を繰り返したり、買っただけで放置していた本を3冊、読み終えた。


「ファーストラヴ」著者:島本 理生 第159回 直木賞受賞作

あらすじ:なぜ娘は父親を殺さなければならなかったのか?多摩川沿いで血まみれの女子大生が逮捕された。彼女を凶行に駆り立てたものは何か?裁判を通じて明らかにされる家族の秘密とは?(読書メーター)


つい最近、北川景子主演で映画化されていたが、見逃してしまった。一気読みするほどの展開でもなく、少しずつ少しずつ読んでいた。逮捕された女子大生の話だけでなく、この事件について書籍化しようとして取材をしている臨床心理士とその義弟である弁護士の人間関係とか、こちらの方がなんとも興味深い感じであった。タイトルは・・・??

「鍵のない夢を見る」著者:辻村深月 第147回直木三十五賞受賞作

あらすじ:町の中に、家の中に、犯罪の種は眠っている。普通の町に生きるありふれた人々にふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる5篇。現代の地方の姿を鋭く衝く短篇集(読書メーター)。

5篇目の話:「君本家の誘拐」あらすじ:君本良枝は大型ショッピングモールの中で半狂乱になっていた。今さっきまで自分が押していたベビーカーと、中に乗っていたはずの娘の咲良が忽然と姿を消してしまったのだ。やっと妊娠できて咲良が産まれてきた時の喜びを忘れ、泣き声に毎日悩まされて咲良を疎ましく感じはじめてしまっていた良枝は、激しく後悔する(Wikipedia)。


この著者さんの「朝が来る」を読み、とても良かったので次は何を読もうかなーと探して、直木賞受賞作と言う「鍵のない夢を見る」を読み始めてみた。が、あらすじの通り、わりと普通の生活の中にある、ほんの少しいやぁな感じの話で、なかなか読み進めることが出来ず、数か月かけて、少しずつ少しずつ読んでいた。一度読み始めた本は、余り面白くないなと思っても出来るだけ最後迄頑張って読むのだが、これは何度も途中で終了設定にしてしまおうかと思いつつ、1ヶ月位放置した後、最後の「君本家の誘拐」を読み始めたら、これは一気読み出来た。子育てに追われた母親の半狂乱ぶりが息づかいまで伝わってくるようであった。辻村深月氏は、面白そうな作品がまだまだたくさんあるので、次は何を読もうかな・・。

ちなみに「朝が来る」は、4月下旬頃、Netflixで見かけて映画を先に観てから、原作を読んだ。あらすじ:長い不妊治療を経て子供に恵まれず特別養子縁組という手段を選択した夫妻と、中学生で妊娠しやむを得ず子供を手放した幼い母の、それぞれの葛藤と人生を描いた社会派ミステリー。第13回(2016年)本屋大賞第5位(Wikipedia)。

紆余曲折あり幼い母が家出をして、ひとり、働きながら生活していくのだが、やはり家出少女の末路ってこんな感じだよねって言う・・。ありがちな。ただ、ストーリー自体の最後は、温かい。


「盤上の向日葵」著者:柚月裕子

あらすじ(上巻):平成六年、夏。埼玉県の山中で白骨死体が発見された。遺留品は、名匠の将棋駒。叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志した新米刑事の佐野は、駒の足取りを追って日本各地に飛ぶ。折しも将棋界では、実業界から転身した異端の天才棋士・上条桂介が、世紀の一戦に挑もうとしていた。

あらすじ(下巻):昭和五十五年、春。棋士への夢を断った上条桂介だったが、駒打つ音に誘われて将棋道場に足を踏み入れる。そこで出会ったのは、自身の運命を大きく狂わせる伝説の真剣師・東明重慶だった――。死体遺棄事件の捜査線上に浮かび上がる、桂介と東明の壮絶すぎる歩み。誰が、誰を、なぜ殺したのか。物語は衝撃の結末を迎える!(中央公論新社)


以前「ウツボカズラの甘い息」を読み、面白かったので、他に何かないかなーと探して見つけた。購入してからしばらく放置していたのだが、最近、読み始めたら滅茶苦茶面白くて。仕事期間中だったのに、上下巻を3日位で読み終えた。将棋の話なので、細かい対局の記述もあるが、全然わからなくて読み飛ばしても、大きなストーリー展開を捉える事に支障は無いと思う(多分)。でも、対局の内容が理解出来たら、もっと面白いんだろうな、とは思った。プロ棋士を目指していた佐野刑事の思い、複雑な生い立ちの上条棋士、東明が選んだ最期の場所への思い、などなど、引き付けられるエピソードが満載で、ダレることがなかった。この著者さんの話も本当に面白そうなのが多いので、次は何を読もうかなーと、検索中。




コメント

  1. こんばんは❢

    ファースト・ラブは、映画を観て
    最近、配信でも観た^_^
    窪塚洋介がすっごく良い人の役だった。
    最初、誰だかわからなかったわ:-*
    ひさびさ過ぎてね。

    前にNHKのドラマでやっていて
    真木よう子がやってた。
    やっぱり映画の方が豪華だよね
    俳優が。
    ドラマは、連ドラだったからか
    もう少しドロドロしてたような。
    映画の方が良かった❣
    しつこいけど、窪塚洋介が良かった❣
    ^_^
    あんまり、ふつうの役してるの見たことないからね:^)

    返信削除
    返信
    1. こんばんは(^^)
      臨床心理士の旦那さん、良い人だよねー。良い人過ぎて、何か裏があるのかな、なんて思っていたけど、本当に良い人だった。個人的に余り映画館迄行きたくなるキャストではなかったかな(^^;

      削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

良いお年を

2023年大晦日。穏やかな年越しで何より。

箱根神社

2024年10月10日、相模原でのALFEEさんのコンサートに参加した後、海老名のホテルに泊まった。翌日、忘れていたが朝食付きだったので、いわゆるバイキング形式の朝食をいただいた。

未開封土産

我が家の1階にある2部屋(6畳、約4畳半)は、お婆さん(タローさんの母)が買いためた洋服で床が全く見えないほど埋め尽くされていた。45リットルゴミ袋に洋服を詰め込み、それを積み重ねて天井に届きそうなほどの山を形成していた。