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オルタネート

3月上旬頃、NEWSの加藤シゲアキくんが書いた小説『オルタネート』を読んだ。第164回直木三十五賞の候補作となる。2021年、同作が本屋大賞にノミネート。2021年3月2日、同作で第42回吉川英治文学新人賞を受賞した作品。


(表紙もみずみずしい)


あらすじ:高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須のウェブサービスとなった現代。東京にある円明学園高校で、3人の若者の運命が、交錯する。調理部部長で品行方正、しかし、あるトラウマから人付き合いにコンプレックスを抱える蓉いるる。母との軋轢を機に、絶対真実の愛を求め続けるオルタネート信奉者の凪津なづ。高校を中退し、かつてのバンド仲間の存在を求めて大阪から単身上京した尚なお志し。出会いと別れ、葛藤と挫折、そして苦悩の末、やがて訪れる「運命」の日。3人の未来が、人生が、加速する――。悩み、傷つきながら、〈私たち〉が「世界との距離をつかむまで」を端正かつエモーショナルに描く。3年ぶり、渾身の新作長編。

オルタネートとは?

高校生限定のSNSアプリ。個人の認証が必要で、利用条件は高校の入学式から卒業式までと定められている。お互いが〈フロウ〉を送り合うことで〈コネクト〉となり、メンバー同士の直接のやり取りが可能となる。また、ユーザーが指定した条件に合わせて相性のいい人間をレコメンドする機能、ブログを投稿できるSNS機能を持ち合わせ、高校生必須の人気アプリとして確固たる地位を築いている(新潮社公式サイト)。

あらすじにも書いてあるマッチングアプリを中心に展開するのかなと思ったが、そうでもなく、わりと普通の青春群像劇であった。もう少し、マッチングアプリ寄りの話にしても面白かったのでは?と思うけど。後半のスピード感はなかなかなもので、一気読みした。みずみずしくて、爽やか。映画、ドラマ化してもいけそう。ただ、人名のセンスが独特で、最後まで馴染まなかった。

アイドルをやりながら、よくこれだけ書いたものだと感心した。


#オルタネート



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