以前から動悸が起きやすかったが、専門の病院で検査をした結果、原因が判明した。わりと簡単な手術を受ければ、今後、ほとんど動悸が起きなくなるとの事で、6月上旬に入院して手術を受けた。以下、簡単なメモ。
(病室のベッドに横になり、見上げた景色)
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病名:発作性上室頻拍(2種あるうちの房室結節性リエントリー性頻拍だそう)。
発作性上室頻拍とは、正常な電気刺激の通り道以外に別の通り道が存在し、その回路を電気刺激が通ることで脈が早くなるのです。この別の回路を電気が通りグルグル刺激が回り続けることをリエントリーと呼びます。発作性上室性頻拍の症状は、突然始まり、突然止まる動悸として自覚されます。頻拍が生じていない時はまったく正常で、前兆がありません。したがって、患者様本人が「何時何分に動悸が始まった」といった具合に、症状の始まった時点がはっきりと自覚できるのが特徴です。(←←まさにこの症状が時々あった。)
治療方:高周波カテーテルアブレーション
高周波カテーテルアブレーションとは、頻拍が関わる組織を焼灼して頻拍を根治させる治療法です。カテーテルを心臓内に挿入し、リエントリー回路を見つけたらその部位を高周波で焼灼します。一度焼灼された組織は瘢痕化し電気が流れなくなりますので、頻拍は起こりえなくなります。(江戸川病院サイトの説明から引用。こちらに入院したわけではない。)
今回はこの「高周波カテーテルアブレーション」と言う治療をした。ちなみに、治療とは、病気や怪我を治すための行為全般を指します。手術とは、治療の一環として行われる外科的な処置です。
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入院中、暇だったのでつぶやきメモをしていた。
1日目: 14時入院。手術の説明、採血、心電図、レントゲン、15時20分暇になる。
15時から面会客が来て、病室はにぎやかだ。うっすら頭痛がしたので、あちこちツボ押ししたり。
館内全体に、プルルプルルとひっきりなしに音が鳴っていて落ち着かない。看護師さんに聞いたら、心電図のアラームだそう。
18時頃、夕食。意外とご飯が多い(200g)。食後に胃薬、血圧、心拍(パルスオキシメーター)、体温測定。
ベッドの上にいて、快適なポジションが見つからない。座っていても腰が痛いし、ずっと横になっているのも疲れる。背もたれを傾けてもなんかビミョー。
夕食後、軽く眠ってしまうが、自分のいびきで目覚める。恥ずかしいと思ったけど、隣の人もいびきをかく人で良かった。夜中は静かで、わりと普通に眠れた。
あれが必要かな、これも必要かなと色々なものを持参したが、備品類は「ご自由にお取りください」コーナーになんでもある感じ。耳栓もあったが、外からの音を全然シャットアウトしないやわらか過ぎるものだし・・・。
2日目:病院の朝は早い。5:50には看護師さんが入ってきたりする。7:15血圧、心拍、体温測定、昨日の排便・排尿回数を聞かれる。
8:15 朝食 意外と遅い。手術前なので、全て半量ごはん100g。冷たい牛乳を200mlも飲んだの久し振り。お腹壊しそう。薬。
10:30 血圧、心拍、体温測定、点滴開始、薬。昼食抜き。
11:40 手術着着替え、以降、水飲めず。
13:15 手術室へ移動、すぐ手術開始、全身麻酔で眠る。
15:00 手術終了。
カテーテルを入れた足の付け根の穴から出血しないよう6時間拘束スタート。ベッドで横向き厳禁、仰向けでぼんやり。全身麻酔は、あっさりとける。はじめ、喉がガサガサで痛い。タローさんが来たが、わたくしの声が出ずらいとわかると、すぐ帰った。
16:00 担当医が来て説明。「全てうまくいったし、たたいても動悸は起きなかったし、もう大丈夫でしょ。明日、検査してなにもなければ、予定通り明後日退院で!!」チャオ、くらい言いそうな(言ってないけど)なんとなくいつも軽いノリだ。
仰向けで寝たきりは、想像以上にキツイ。
18:00 背もたれ30度傾けてOK。看護師さんにセキュリティBOXからスマホを取ってもらう。60度背もたれを起こせる20時~夕食。お腹があり得ないくらい大きな音でグーグー鳴ってる。胃腸を休ませる効果もありだな。
19:40 血圧、心拍測定。
20:00 夕食。ワンハンドでも食べられるごはん200g。食後胃薬、炎症止薬。
21:11 血圧、心拍測定、何度も何度も測定。
22:30 医者チェック後OKが出たので、カテーテルを入れた足の穴を動かさないように固定する為、貼ってあったガムテみたいなテープをはがす。激痛。ガムテみたいなテープの跡がミミズ腫れになって痛い。尿管を抜く。
手術は全身麻酔で、寝ている間に終わるから何てことないが、その後がつらい。6時間安静と言われたが、結局約8時間だった。
ベッドで横向きになれるの最高!
23:00から歩行可能。23:50 トイレ、歯磨き。やっと動けた。足に痛みはないし、体調も違和感なし。
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3日目: 5:25 採血。一昨日も採血したし、ショボい食事しかしてないのに、こんなに血を抜いて大丈夫なんだろうか。昨日はベッドでうつらうつらしているばかりだったから、夜は眠れないんじゃないかと思っていたが、案外眠れた。
7:00 血圧、心拍、体温測定。
8:00 点滴終了。やっと点滴台から解放された。朝食ごはん200g、牛乳200mlにも慣れてきた。腰が痛い。食後、レントゲン、心電図検査。朝、9時前なのに外来患者で激こみ。
10:15 血圧、心拍、体温測定。
今日は暇だ・・・
10:40 部屋移動引越。
12:00 昼食 タルタルソース、デザートあり。意外と、味噌汁とかスープもの、ヨーグルトは出ないんだな。
翌日、退院できると決定。
15:00 タローさんが来た。
17:30 シャワー♪ さっぱり生き返る♪ シャワー室がきれいだ。
18:00 夕食。初めて味噌汁が出た。汁物が出ないのは、熱々の状態で提供出来ないので、美味しくないからなんだろうな。
19:10 血圧、心拍、体温測定。
最初は4人部屋だったが、部屋が変わってお婆さんと2人部屋になった。お婆さんの家庭内事情、病状等々、何度も耳にすることになる。看護師だけでなく、栄養士、リハビリスタッフ、生活相談スタッフなど、多くのスタッフが出入りして、介護保険の問い合わせまでしていた。ご苦労さまです・・・。
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4日目:6:30 体重測定。 少し痩せた。
7:10 血圧、心拍、体温測定。
8:00 朝食 パンだ!
毎食、写真を撮ったけどショボかったので、最後の朝食だけ、あげてみた。
10:00 部屋を出て、退院手続き。無事、退院出来た。めでたし!
多くの関係者の皆さま、お世話になりまして、ありがとうございました。
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術後、とりあえず動悸はおきていないけど、これまでも1ヶ月くらい起きないことはよくあったので、3~6か月くらい動悸が起きなければ、心底から安心できるのかな。そして、退院して3日後には、一人で松本(長野)迄、ALFEEさんのコンサートへ参加する為、旅に出た。無事、コンサートを楽しめたし♪観光も出来たし♪その話はまたそのうち。
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