6月10日に、西東京に鎮座する田無神社でお参りした。西武新宿線田無駅より徒歩5分くらい。
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ドラマ「プロミスシンデレラ」に登場して、「いつかお参りしたい神社リスト」に入れていた神社。4月に府中でのALFEEさんコンサートへ行く前に、お参りに行こうかなと思っていたが、田無から府中への電車でのアクセスが思いのほか面倒くさくて諦めた。
6月10日は、天赦日、一粒万倍日が重なる吉日、2022年最後の最強開運日との事。前日、早出残業でくたくたになるまで働いてしまい、この日はぐったりして何もしたくない気分だったが、最強開運日にうちでくすぶっていてはいかん!と、頑張って足を運んでみた。
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田無神社の創建は、正応年間(1288〜1293)あるいは建長年間(1249〜1256)と伝わり、いずれも13世紀・鎌倉時代とされています。当初は現在の鎮座地より北へ1キロほど離れた谷戸(註1)の宮山に鎮座しており、尉殿大権現と称しておりました。時代は下り江戸時代になると、慶長11~12年(1606〜1607)の江戸城増改築に際して、漆喰の原料である石灰運搬のために青梅街道が開かれました。これに伴い、幕府の命令により谷戸の住人たちは青梅街道沿いに移り住むこととなり、宿場町として田無の町の歴史が始まりました。このような歴史の経緯の中で、宮山に鎮座する尉殿大権現は、元和8年(1622)に上保谷(住吉町)に上保谷尉殿権現(現尉殿神社)として分祀(註2)されます。その後の「遷座・分祀」の歴史は諸説あり、はっきりとしたことは分かっていません。
註1 谷戸とは関東に多く見られる地名で、湿地、湧水など水の豊富な土地を指します。
註2 分祀とは神社の祭神の御魂を別の場所にお分けして、新たにお祀りすることです。
田無神社の主祭神は、級津彦命(しなつひこのみこと)・級戸辺命(しなとべのみこと)、大国主命であります。
御祭神:大国主命は出雲大社の祭神であり日本各地の神社でお祀りされています。「古事記」によれば、素戔嗚尊の娘神である須勢理比売命と婚姻し、海の向こうからやってきた少彦名命と協力して日本国の開拓経営に尽力され葦原中国(日本国の異称)の主となられました。その後、天照大御神の葦原中国平定の命を受け天降った武御雷神に国譲りをし、幽界にお隠れになられました。非常に多くの異称とご利益を持つ神様です。また、尉殿大権現と称されていた創建当初より級津彦命 (しなつひこのみこと)・級戸辺命( しなとべのみこと)をお祀りしております。この二柱は龍田大社や伊勢神宮・内宮の別宮である風日祈宮、外宮の別宮である風宮などでお祀りされる風を司る神様です。元寇の際に神風を吹かせ、日本の国土をお守りくださった霊験あらたかな神様であられます。現在は五行思想に基づき本殿に級津彦命(しなつひこのみこと)・級戸辺命(しなとべのみこと)として金龍、境内各所に黒龍、白龍神、赤龍、青龍を配祀し五龍神として信仰されております(田無神社公式サイト)。
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(以下、説明は田無神社公式サイトより)
鳥居の向こうが、いい感じ。
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頭部のデザインが凝っている狛犬さん。
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参道。
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手水舎。田無神社の境内深くより汲み上げられた貴い御神水です。竜神池(ビオトープ)と水源を同じくしております。 また手水舎のほぼ正面に白龍神がお祀りされております。
水神宮。
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かなり低い姿勢でかまえる狛犬さん。
茅の輪くぐりの季節だ。
時代の重みを感じる拝殿。彫刻が凝っている。
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青龍。五行説において、春を象徴する東方の守護神です。風や樹木を司ることから庭園などを守護し、また、スポーツや芸能の技芸向上・就業成就のご利益があります。春に新芽の出るように発展と成長を導いてくださいます。
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お稲荷さんなどのここのエリアは、丁度、団体客がいたので頭を下げて終わり。
金の鳥居をくぐると
大黒さま、恵比寿さま。
木製の鯛を木槌で叩いてから、
お参りする。
狛犬さん。
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黒龍。五行説において、冬を象徴する北方の守護神です。水を司ることから厠・浴室などの水回りを守護し、また、身体健全・夫婦円満・交際運のご利益があります。常に流れる水のように新鮮な空気を保ってくださいます。
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御神木。
周囲をまわる。
見上げてみる↑↑
拝殿を遠目に拝む。
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津嶋神社。素戔嗚尊(すさのおのみこと)をお祀りしています。天照大御神、月読命と共に三貴神に数えられる神様です。出雲の地にて八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した英雄譚や、夏越の大祓の茅の輪くぐりの故事となった蘇民将来の説話などでよく知られ、日本各地で崇敬される神様です。疫病除け、子供の守護、農神・家畜の守護の御利益があります。
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白龍。五行説において、秋を象徴する西方の守護神です。金属を司り、秋は収穫の季節であることから、倉庫や飲食に関わる場所を守護し、金運・良縁成就のご利益があります。鉱脈を掘り出す様に豊かな収穫へと導いてくださいます。
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赤龍。五行説において、夏を象徴する南方の守護神です。火を司ることから書斎など努力の場を守護し、また、学業成就・勝負運・出世運のご利益があります。人生における灯火の様な先見の明を与えてくださいます。
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賀陽家屋敷稲荷神社。文政6年(1823)に備前岡山藩池田家の侍医賀陽玄節(玄雪)が諸国修行の途中に田無の地に立ち寄りました。当時田無周辺には医者がおらず、困っていた名主・下田半兵衛富永は、玄節に田無の地に留まり医療に従事してほしいと依頼しました。これを受けて玄節は岡山より家族を呼び寄せ、田無の地にて村医として永住することになりました。その子、賀陽濟(玄順)も医師を志し、江戸昌平坂学問所で安井息軒に学び、その後長崎まで遊学し西洋医学も修めました。濟は手習所を開き多くの子供たちを指導した他、能書家としても知られ、その筆跡は市内各所で見られます。後に濟は田無神社初代宮司となり、以来、賀陽家が代々宮司を継いでおります。
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道祖神とは、塞ノ神とも呼ばれ災い事が集落に入るのを防ぐためや、子孫繁栄、縁結びを祈願して道の辻などに祀られています。日本神話においては、岐の神(くなどのかみ)である猿田彦命と同一視されております。良縁成就のご利益があります。
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烏骨鶏は中国で霊鳥とされる神聖な鶏です。烏骨鶏って、こういうお姿だったのね。
「うこちゃん」と書いてあったが、よく見えない。。
もう一度、正面から眺めてみる。
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撫龍。平成26年9月に東参道を整備した際に建立されました。龍と玉を撫でていただくことにより運気が向上するご利益があります。また、毎月最初の辰の日は「初辰」といい「発達」につながることから商売繁盛、運気隆昌に縁起が良い日とされております。是非お触れになり運気をお授かりください。
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少彦名神社。本殿近くで静かに佇む。少彦名さまが祀られている神社は病気平癒にご利益があるので、見かけると必ず手を合わせる。コロナ終息を祈念。
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夏限定の御朱印をいただいた。
公式インスタのお知らせと共に、クリアファイルに入れてくれたのはありがたい。クリアファイル大事。
境内案内図。
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最強開運日だったからか?平日の昼間にしては、家族、若者グループ、おばさんの団体等、なかなかの人出であった。公式インスタもあるし、今風で、強く開運を推す神社であった。浦和レッズにいた現サッカー日本代表の原口選手の奥様の実家だそう。
全方位からパワーをいただきまくってきた。思ったほど遠くなかったし、またお参りしてみたい。
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近くに鎮座する総持寺でもお参りした。
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