9月下旬頃、映画「空白」を観た(以下、内容に触れています)。
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あらすじ:古田新太と松坂桃李が共演を果たしたヒューマンドラマ。万引きを目撃され逃走中に車と衝突した女子中学生の死をめぐり錯綜する、被害者の父親と事故に関わる人々の姿を描写する。スーパーの化粧品売り場で万引きしようとした女子中学生は、現場を店長の青柳直人(松坂桃李)に見られたため思わず逃げ出し、そのまま国道に飛び出してトラックと乗用車にひかれて死亡してしまう。しかし、娘の父親(古田新太)はわが子の無実を信じて疑わなかった。娘の死に納得できず不信感を募らせた父親は、事故の関係者たちを次第に追い詰めていく(シネマトゥディ)。
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予告映像を観ると、娘を事故で失った父親が、周囲の関係者たちにひたすら激ギレしまくる話だろうと思うが、そうとはいえ作品なのでどこかに落としどころはあるんだろう・・・と。これがなかなか、人物ひとりひとりの抱えている闇みたいなものお(これが空白?)を考えていくと、深いんだよな。一言二言で感想を表すことが出来ない。
個人的には、ボランティア活動大好き、自称正義の味方みたいなパートのおばさん寺島しのぶが印象に残った。自分もおばさんだからかな。苦境にたたされ続ける店長が自殺をしようとする姿を発見して彼女が必死に助けるんだが、そのどさくさでキスをしようとするって言うシーンには、正義のおばさんの本性が見えた感じで心の中で笑ってしまった。
途中はイライラしっぱなしだが、最後はなんとも温かい気持ちで終える事が出来る。機会があったらもう一度観たい。
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