最近、小説って読んでないなーと思い、読んでみた馳星周氏の「少年と犬」。第163回直木三十五賞受賞作だ。
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あらすじ:家族のために犯罪に手を染めた男。拾った犬は男の守り神になった―男と犬。
仲間割れを起こした窃盗団の男は、守り神の犬を連れて故国を目指す―泥棒と犬。
壊れかけた夫婦は、その犬をそれぞれ別の名前で呼んでいた―夫婦と犬。
体を売って男に貢ぐ女。どん底の人生で女に温もりを与えたのは犬だった―娼婦と犬。
老猟師の死期を知っていたかのように、その犬はやってきた―老人と犬。
震災のショックで心を閉ざした少年は、その犬を見て微笑んだ―少年と犬。
犬を愛する人に贈る感涙作(読書メーター)。
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短編集で、わりとたんたんと話は進むようで、内容はややエグい。いつかきっと、全ての話がリンクするのだろうな~と思いながら読んでいたが、最後の「少年と犬」で、ぐぐーっと泣ける。会社での昼休みに読んでいたので、ティッシュで目を拭いたり(^^;
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